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ニューヨーク市内の地下鉄で不必要に緊急ブレーキをかける行為が横行している。地元メディアによると今年2月から40件以上報告されており、何千人もの足を乱した。市警察(NYPD)は24日、不必要に緊急ブレーキをかけたなどとしてブルックリン区の男を逮捕。他の数十件について、この男が常習的に行っていた可能性もあるとみて調べている。
報道によると、逮捕されたのはイザイア・トンプソン容疑者(23)。21日、地下鉄2番線の列車後部の車掌室に侵入し、緊急でないのに緊急ブレーキをかけたとして無謀な危険化と不法侵入の疑いがある。マンハッタン区の14丁目駅で、車体の外に乗って移動する「トレインサーフィン」をしている姿が防犯カメラに捉えられていた。
報道によるとこれは、ここ数カ月で報告された手口と同じ。NYPDは逮捕前、1人または複数の人物がトレインサーフィンした後に緊急ブレーキを引き、 線路上に飛び降りて逃走する事件が多発しているとして捜査していた。マンハッタン区とブロンクス区の地下鉄2番線および5番線の列車で、平日の混雑時に頻発していたという。
緊急ブレーキがかかると、列車は急停車し、乗客の転倒やけがにつながる。原因が解明されるまで運転を再開できず、後続車などにも遅延の影響が出る他、線路修理に当たる従業員にも迷惑がかかる。
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